不思議な黒猫登場シーンを集めた本編映像が解禁/映画『エセルとアーネスト』本編映像
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『スノーマン』『風が吹くとき』などでイギリス人なら知らない人はいない国民的絵本作家レイモンド・ブリッグズが、自身の両親の人生を愛情込めて描いた原作を映画化した『』本編映像が解禁となった。
1928年ロンドン。牛乳配達のアーネストとメイドのエセルは恋に落ち、結婚。最愛の息子が誕生し、第二次世界大戦、戦後の発展と時代の変化、そして静かに忍び寄る老い、しかしいつもエセルの横にはアーネストがいた。激動の20世紀を生きた庶民の歴史を、暖かなまなざしで描いた感動の物語。
エセルとアーネストが結婚し、新居に引っ越した日に現れた黒猫は、ブリッグズ家と戦中戦後の暮らしを共すことになる。戦後、スージーが横切る庭先で、新聞を読みながら「同性愛を合法化するらしい」と話すアーネストに「同性愛って何?」と聞き返すエセル。時代の変化はふたりの会話のなかにも表れている。やがて、エセルの亡き後は、アーネストの話し相手となるスージー。
原作者のブリッグズは、黒猫をエイジレスな(=年齢のない)ものとして登場させていて、エセルとアーネストが年老いていき、息子レイモンドも成長していくなかで、およそ40年間にわたり、唯一の変わらない存在として物語に寄り添っている。実際のブリッグズ家は、何代か黒猫を飼っていたが、作品で描かれる40年寄り添った猫は「不思議な力を持った者」として描かれているのだ。
このたび解禁となった黒猫スージーの登場シーンを垣間見るだけでも、エセルとアーネスト夫妻の豊かな時の流れに想いを馳せることができるはず。
タイトル:エセルとアーネスト ふたりの物語
原題:Ethel & Ernest
監督:ロジャー・メインウッド
声の出演:ブレンダ・ブレッシン、ジム・ブロードベント、ルーク・トレッダウェイ
『エセルとアーネスト ふたりの物語』は9月28日より全国順次公開となる。
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