時代を変えた女性の物語に監督ミミ・レダー『今だからこそ必要とされる映画』/映画『ビリーブ 未来への大逆転』インタビュー映像
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フェリシティ・ジョーンズ主演最新作『ビリーブ 未来への大逆転』を監督したミミ・レダー監督のインタビュー映像が解禁となった。
貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグは、「すべてに疑問を持て」という亡き母の言葉を胸に努力を重ねて名門ハーバード法科大学院に入学する。1956年当時、500人の生徒のうち女性は9人で女子トイレすらなかった。家事も育児も分担する夫のマーティンの協力のもと首席で卒業するが、女だからというだけで雇ってくれる法律事務所はなかった。やむなく大学教授になったルースは、70年代になってさらに男女平等の講義に力を入れる。それでも弁護士の夢を捨てられないルースに、マーティンがある訴訟の記録を見せる。ルースはその訴訟lが、歴史を変える裁判になることを信じて自ら弁護を買って出るのだが。
解禁となったインタビュー映像では、本作の監督を努めたミミ・レダーは、人気ドラマ『ER/緊急救命室』など、数々の人気TVドラマを手がけ、過去にはエミー賞も獲得している実力派。数々の実績を認められ、監督に抜擢された映画『ディープ・インパクト』が世界的に大ヒット。女性監督に与えられるチャンスが少なかった時代、ハリウッドの中でも希少な女性映画監督としてのキャリアをスタートさせた、女性映画監督の先駆者的存在。しかし、実は、ルース同様に「女性だから」という理由で苦境に立たされた経験が多いのだとか。
そんな彼女が本作のメガホンをとるのはまさに運命。今回解禁されたインタビューでは、オファーが来た時のことを「あまりの感激で一瞬身がすくんだ。まるで夢のような話よ。それほど身近なテーマだったのよ。」と振り返っており、脚本を読んだ際には、逆境の中でも自分の夢を実現させると同時に、男女平等や女性の人権運動のために戦う強い女性の物語を伝えなければ、と心を動かされ、ルースの物語に強く共感したのだとか。
原題:ON THE BASIS OF SEX
監督:ミミ・レダー
出演:フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、キャシー・ベイツ
『ビリーブ 未来への大逆転』は3月22日より全国公開となる。
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