正体は脱走兵なのに大尉の軍服を着て偽りの権力に酔いしれる/映画『ちいさな独裁者』本編映像
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ハリウッド映画『RED/レッド』や『きみがぼくを見つけた日』などのヒット作で知られるロベルト・シュヴェンケ監督の最新作『ちいさな独裁者』。
1945年4月、終戦まであと1カ月に迫った敗色濃厚なドイツでは兵士の軍規違反が相次いでいた。命からがら部隊を脱走したヘロルトは、打ち捨てられた車両の中で軍服を発見。それを身に纏って大尉に成りすました彼は、道中出会った兵士たちを次々と服従させていく。かくして“ヘロルト親衛隊”のリーダーとなった若き脱走兵は、傲慢な振る舞いをエスカレートさせ、ついには大量殺害へと暴走し始めるが…。
この度、解禁された【本編映像】は、 偶然見つけた大尉の軍服で手に入れた権力に酔いしれ暴挙に走るヘロルトを捉えたシーン。
劇中の市民にとってもそうだが、ヘロルト親衛隊が元脱走兵の集まりだと知っている我々観客にとっては、この一連の流れのヘロルトの暴挙は余計に目に余る光景として映る。強大な“権力”の快楽に酔いしれるかのように傲慢な振る舞いをエスカレートさせていくヘロルト、“蜜の味”はいかほどに甘いのだろうか?
2019年2月8日公開
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