インクレファミリーの新居はミッドセンチュリーな大邸宅/映画『インクレディブル・ファミリー』本編映像
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アカデミー賞2部門(長編アニメーション賞、音響編集賞)に輝き、世界中の観客を魅了した『Mr.インクレディブル』の待望の最新作『インクレディブル・ファミリー』。
本作の世界観のコンセプトは、ミッドセンチュリー(20世紀半ば)。素晴らしいデザインのアイデアに溢れているその時代をイメージした世界観は、ストーリーを支える上で、キャラクターと同じくらい重要な役割を果たしている。ボブたち家族が暮らすことになる、郊外に建つ家も、その頃のデザインを反映したもの。
フランク・ロイド・ライト(1867-1959)の建築が参考にされたほか、かつてハリウッド・スターたちが豪邸を建て、今なおモダンな雰囲気が漂う砂漠リゾートの街、パームスプリングスの家々がリサーチの対象となった。そして1950年代に見受けられた、自然の要素を家の中に取り込む東洋的なアイデアも取り入れられた。こうして誕生したのは、石張りの壁をそなえ、植物が置かれた広いリビングに水まで流れている大邸宅だった。他にも『北北西に進路を取れ』のジェームズ・メイソンの家にも影響を受けているという。
ミッドセンチュリー風のオシャレな椅子からフロアランプ、天井や床に至るまで一から作り上げられていったが、ジャック・ジャックがちょこんと座ったりする床は、異なる素材に伴う反射の違いまでが計算され、自然に見えるように、そこに汚れも加えられている。
2018年8月1日公開
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