新感染のヨン・サンホ監督、衝撃の社会告発アニメ/映画『我は神なり』予告編
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全世界の映画祭で大絶賛!『新感染 ファイナル・エクスプレス』の
ヨン・サンホ監督が“信仰”をテーマとして追求した、衝撃の社会告発アニメ!
世界を席巻した怒涛のサバイバル・アクション『新感染 ファイナル・エクスプレス』、その前日譚にあたる長編アニメ『ソウル・ステーション/パンデミック』が話題のヨン・サンホ監督が長編アニメ第2作として発表した『我は神なり』は、“信仰”という根源的かつデリケートなテーマを驚くべき視点で追及した衝撃の社会告発アニメーションである。
ダム建設の伴う立ち退き補償金に目をつけたインチキ教団、不安や弱みにつけ込まれて盲目的に信仰に身を委ねる村人たち、教団に単身立ち向かう荒くれ中年男の人間模様を描く本作は、決して宗教の是非をめぐる作品ではない。鬼才ヨン・サンホ監督は、この異様なストーリーを通して真実の曖昧な本質を暴くとともに、人間の価値観を根底から揺さぶる。『息もできない』『あゝ荒野』の個性派俳優ヤン・イクチュンが“悪魔に憑りつかれた男”の烙印を押されてしまうミンチョルの声を担当し、迫真の熱演を披露していることでも話題を呼んでいる。
この度公開された予告編は、ダム建設によって水没予定地となった田舎の村で、若きカリスマ牧師ソンが熱狂的な信奉を集める様子が映し出される。久しぶりに村へ帰ってきたトラブルメーカー・ミンチョルは、インチキ教団の陰謀を察知し人々に警告するのだが――。教団を率いるリーダー格の男ギョンソクの過去に疑念が持ち上がるも、村人たちは頑なに信仰心を曲げようとせず、かえってミンチョルは四面楚歌に陥っていく。【善良な顔をし、嘘で庶民を惑わす牧師】×【真実をまくし立てる悪魔のような男】という対立構造、そして「あなたの信じていることは本当なのか?」という挑戦的な問いかけが強烈なインパクトを与える映像となった。
2017年10月21日公開
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